2010.NY本願寺仏教会での平和法要|お知らせ 2010、広島会&ばってん会合同納涼会|お知らせ
Aug 06

「Universal Peace Day平和の集い」長崎市長のメッセージを山口会長が代読

skaicho3s.jpg 1945年8月6日、午前8時15分、米軍が広島へ原爆を投下した。その日時に合わせ、8月5日、午後6時半よりニューヨーク本願寺仏教会で恒例の「Universal Peace Day平和の集い」が開催された。中垣住職の挨拶と詠唱にはじまり、セントポール&セントアンドリュー教会の司祭による祈りの言葉が述べられた。そこには仏教、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、神道のそれぞれの聖職者も同席し、平和への願いは人類にとって、宗教や人種の垣根を越えた普遍的なものであることを改めて知らされた。

skobayashi_incense-offerings.jpg被爆者代表として5年連続で日本から参列されている小林康司さんによる焼香に続き、Trinity Schoolの生徒達が織った千羽鶴の贈呈が行われた。その後、秋葉忠利広島市長からのメッセージをニューヨーク広島会の古本武司会長が代読。そして、田上富久長崎市長からのメッセージを「ばってん会」の山口猛会長が代読した。田上市長からの「原子爆弾により一瞬にして長崎の街は廃墟と化し、7万4千人が亡くなり、7万5千人が負傷。かろうじて死を免れた人々も心身に癒すことのできない傷を負い、被爆から65年を迎える今日においても放射能の後遺症に苦しんでいます。人類は核兵器と共存することはできません。『Universal Peace Day平和の集い』を通じて、多くの皆様が平和の尊さや核兵器の非人道性について理解を深め、核兵器廃絶に向けて力を尽くしていただくことを心から期待します」との内容に、改めて原爆の恐ろしさと平和の尊さ、そして、核廃絶に向けた市長の決意を感じた。

sfurumotospeachouts.jpg原爆が投下された午後7時15分(広島の朝8時15分)に合わせて鐘が鳴らされ、参加者全員で黙とう。続いて広島出身のシンガーソングライターの原田真二さんによるYAMATO(GLOBAL HARMONY)という曲が披露され、その曲と共に参列者達が持つロウソク火が灯された。参加者たちはNO MORE HIROSHIMA & NAGASAKIの横断幕と共に、原爆の悲惨さを訴えるプラカードやロウソクなどを手に、86丁目にあるセント・ポール&セント・アンドリュー教会まで平和行進を行った。

引き続き教会で行われた「インターフェイス・平和式典」では、Universal Peace Dayの創始者であるスー・ゼンさんの挨拶。仏教、神道、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖職者たちが平和の祈りを捧げた。

ssho-daikos.jpg続いて琴奏者石暮雅代さんによる”風に聞け”という曲の演奏が行われた。また、藤間宗家の流れを汲むNYを中心にトライステイトエリアで活躍するIchi Fuji-Kaiによる”長唄桜祭り”の舞踊も披露され、会場は更に盛り上がりをみせた。

その後、9歳の時に広島で被爆した小林康司さん(74)が、倒れた校舎の下敷きになり、被爆後は現在に至るまで多くの後遺症に悩んでいるという原爆体験を語った。
コンサートは原田真二さんによる”Hiroshima, The Place to Start” “Amazing Grace” と続き、最後に全員で「イマジン」を合唱してお開きとなった。

8月8日には、このセント・ポール&セント・アンドリュー教会で長崎の原爆投下の時間に合わせてピースコンサートが開催されるが、その際にも田上長崎市長のメッセージの代読を「ばってん会」の山口猛会長が行う。

※ ユニバーサル・ピース・デーは写真家のスー・ゼンさんが1984年に始めたもので今年で26年目。現在は、仏教会が94年より行っていた原爆法要と5年前より一緒となり、毎年8月5日から8月8日まで開催されている。

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文、撮影:木下

長崎市田上市長からのメッセージ

「Universal Peace Day平和の集い」が開催されるにあたり、長崎市民を代表してご挨拶を申し上げます。

戦争の記憶が次第に薄くなり、戦争を知らない世代が多数を占めるようになった今日、皆様におかれましては、戦争体験を語り継ぎ、平和な世界の実現のために活動されておりますことに心から敬意を表します。

1945年8月9日午前11時2分、長崎は原子爆弾により破壊されました。3つ数えるほどの短い間に、数千度もの熱線と爆風、人体組織を細胞レベルから徹底して破壊する膨大な量の放射線により、一瞬にして街は廃墟と化し、七万四千人の尊い生命が奪われました。死をまぬがれた七万五千人の方々も心身に癒すことのできない傷を負い、65年が過ぎた現在も放射線の後障害に苦しんでいます。

核兵器は、子どもも、女性も老いた人々も無差別に殺傷する兵器であり、生き残った被爆者も長く苦しむことになります。人類と核兵器は共存することはできません。
「Universal Peace Day平和の集い」を通じて、多くの皆様が平和の尊さや核兵器の非人道性について理解を深め、核兵器廃絶に向けて力を尽くしていただくことを心から期待いたします。

最後になりましたが、「Universal Peace Day平和の集い」のご成功と皆様のご活躍、ご健勝を心から祈念申し上げます。

平成22年8月

長崎市長 田上 富久

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