5月 26
大分県出身の日本画家、上野未央画伯の個展「無償の愛」がニューヨークにて開かれますのでこちらでお知らせいたします。
上野氏は幼い頃大病を患い、人間の存在と幸福について深く考えるようになりました。自然や人間の生命の輝き、尊さを、枯れた『向日葵』の花に託し、自然との共生をテーマに長年にわたり創作活動を続けてきました。クリエーターとしての鋭い視点と、女性らしい繊細なテクニックから生まれた存在感豊かな『向日葵』は、上野の生への執着であると同時に生への賛歌でもあります。
近年は、豊かな自然の中から生まれた日本の自然文化を追及し、古来より続く日本文化の精神は、我欲に囚われず、心を磨き高め、魂を輝かせる事にあり、その為には”愛と感謝”しかないとの思いを強く抱くに至りました。かけがいの無い地球、かけがいの無い全ての生命を救い守っていくのは私達 “一人一人の心”にあり、その心こそが”無償の愛”であるばかりか、大激変社会を生きる”鍵”ではないかとの思いを、日本画の立場から投げかけています。本展では、多くの先達が取組んで来た “龍神”を、森羅万象の象徴として200号のキャンバスに描いた作品『愛の力』を始め、自然との共生として長年取り組んできた『向日葵』など、大作を中心に20点展示予定です。
人の気持ちをほのぼのと癒す優しさを持つと同時に、荘厳さが漂う上野未央の美の世界を是非ご鑑賞下さい。ワインとオードブルをご用意し、皆様のお越しをお待ち申し上げております。
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上野未央展「無償の愛」 展示会、開催期間
日本クラブ June 2 ~ 15, 2009 (10:00 am – 6:00 pm) Closed on Sundays
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オープニング・レセプション
■ 日時: 6月2日(火) 午後6時~午後8時
■ 場所: 日本ギャラリー (日本クラブ) 145 West 57th street
■ 参加費: 無料
■ RSVP: To Yasuko Honda at 212-871-7160
■ メール: yhonda@nipponclub.org
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上 野 未 央 (うえの・みお)
大分県速見郡日出町に生まれる。大分大学教育学部卒業。1974年日本画家・故加山又造(文化勲章受章者)に師事。創画会を中心に”大和心(やまとごごろ)をテーマに活動。2006年上村淳之(日本芸術院会員)に師事。現在大分大学非常勤講師、大分県美術協会委員、大分県日本画協会委員
後援
在NY日本国領事館 大分合同新聞社 OBS大分放送 TOSテレビ大分 OAB大分朝日放送 大分県芸術振興会議 大分県美術協会 大分トリニータ
協力
大分県立芸術会館 大分市立美術館
5月 24
ニューヨーク日系人会女性実業家の会では、来月6月9日(火)、会の名誉会長である木全(きまた)ミツさんを日本からお呼びしての講演会を日本クラブにて開催します。
みなさん、お誘い合わせの上ご参加ください。
プロフィール詳細は添付ファイルをご参照下さい >>
木全氏は、福岡県久留米市出身、中学時代を久留米市で過ごした私(ばってん会、矢動丸)と同窓大先輩です。東京大学医学部を卒業した後労働省に勤務、その中で国連公使としてニューヨークに3年間単身赴任され、労働省退職後は日本に進出したボディーショップの初代社長を10年間勤められました。
現在は女子教育奨励会理事長、他にも各種団体にて「女性の活力を社会の活力に」と活動されています。キャリアウーマンの先駆であり、また同時に家庭の妻、嫁としても大奮闘されてきた木全氏は、私から見たらワンダーウーマンのような方です(九州の女性は強い!)。
※女性実業家の会は日系人会所属の非営利団体ですので、収益金の全ては日系人会に寄付されます。
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■ 日時: 6月9日(火) 7PM (6:15PM開場)
■ 会場: 日本クラブ2F ローズルーム
■ 住所: 145 W. 57st, NY, NY 10019
■ 会費: 一般$30、 日系人会会員$25
■ プロフィール他の詳細はこちら >>
■ お申込み、お問合せ info@bwcjaa.org
■ 締め切り: 6月5日(金)
5月 21
『沓掛時次郎 – くつかけときじろう』 朗読会のお知らせ
北九州市出身の役者でディレクターのJun Kimが、日本語による朗読劇をニューヨークのセンターステージにて6月6日に開催致します。昭和の始め(1928年)一世を風靡した大衆文学の父、長谷川伸の傑作。日本人の美しいこころ、義理と人情の世界をうたいあげた戯曲です。
福岡県、大分県、長崎県出身を含むNY在住14人の日本人役者による、真剣でいて愉快、ドンとしていて軽快なお芝居。ライブのギターと鳴り物も加わり、たっぷり楽しめるリーディングです。お誘い合わせの上お越しください。
日時: 6月6日(土) 2時PM&4時PM
場所: Center Stage NY- 48 West 21st Street, #401(between 5th Ave.& 6th Ave.)
料金: suggested donation $5
予約受付: 212-928-5826
Email: kurotama@cybercap.com
5月 05
国連本部で開催される核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会などに出席する為に、長崎市の田上富久市長が五月四日午前、米ニューヨークに到着。準備委員会に合わせ、長崎の被爆者ら、「核兵器廃絶-地球市民ナガサキ」の実行委員代表団(田崎昇団長、六名)も同時にNY入りした。
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同日午後には2001年の米中枢同時テロで崩壊したマンハッタンの世界貿易センタービル跡地(グランド・ゼロ)を訪れ、マンハッタンの南端にあるバッテリーパークの「The Sphere」という世界平和のモニュメントにおいて「NYばってん会」のメンバーの人たちと合流し、献花した。
その夜はマンハッタンのアッパーイーストサイドにあるスペイン料理の店にて市長および長崎からの原爆被爆者及び「NYばってん会」メンバーの中でも特に長崎に縁のある人達、そしてNYにて核廃絶の為に活動をされている方々など合計19名が集まり、懇談会が開催された。
市長は、5つの市民という話を持ち出され、”目の前の市民”、 “全体の市民”、 “過去の市民”、”未来の市民”、”外の市民”があり、”外の市民”とは、長崎を離れ外国に住む人達のことであり、ニューヨークに住むばってん会のメンバーの人達はまさに”外の市民”である。長崎市民と同様に、核廃絶について理解を深めてもらい、周りの人達に伝えていくことが大切であると話された。
ばってん会のメンバーからは、長崎市長、又、市民の人達にもっと頻繁にニューヨークに来てもらい、核廃絶の思いをアメリカ人に訴えてもらいたいという提案の声も出た。和気藹々の中で懇談が続いたが、翌日の国連の準備委員会での市長の演説の準備もあり、会場を去る市長一行を名残りを惜しみながら皆で見送った。
田上市長は五日午後(同六日早朝)、国連での準備委員会の演説で、核兵器廃絶を願う被爆地の声を伝えるほか、オバマ大統領の長崎訪問や同大統領が提唱する世界核安全サミットの長崎開催を求める予定。
* グラウンドゼロ:
2001年同時多発テロで崩壊したワールドトレードセンター跡地。
設計は日系人のミノル・ヤマザキ。110階のツインタワーは当時世界一。
死者2749名、フリーダムタワーは2013年完成予定。
* バッテリーパーク:
バッテリーは砲台の意味。マンハッタン島最南端で南北戦争時、北軍の砦
(クリントン砦は現存)に砲台は配置。自由の女神フェリーもここから発着。
* The Sphere:
1971年、ワールドトレードセンター設立時にツインタワーの間に置かれた世界平和のモニュメント。同時多発テロで崩壊した地中から発見され、現在はバッテリーパークへ一時的に配置されている。
文:木下(きもと)
関連記事:長崎新聞
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090506/01.shtml
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji2/2009050701.shtml
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090506/02.shtml
グラウンドゼロから坂本龍一氏コメント(広島より死んだ女の子)
http://www.youtube.com/watch?v=5HcSnO1GbWg