10月 25
原爆被爆者の方々を招待して懇談会を開催
ピースボートは現在102名の原爆被爆者の方々を乗せ、世界一周の旅を続けているが、NYの国連総会の場で平和への呼びかけをするためにヨーロッパを航海途中、被爆者を代表して4名の方々が飛行機にてNYをお訪れました。その知らせを受けた『ばってん会』は、山口会長の呼びかけのもと、まず『NY広島会』の古本会長へ連絡をし、『ばってん会』と『NY広島会』の共同主催で、この被爆者の方々とNY在住の長崎・広島に縁のある方々をご招待する懇談会を開催致しました。
10月23日、会場はニューヨーク・ミッドタウンにある【鬼が島レストラン】。ピースボートからこの懇談会に参加頂いたのは広島出身の森田隆さん(84歳)、長崎出身の中村キクヨさん(84歳)と吉田勲さん(68歳)の3名でした。※※Kids for the Futureの山本代表が司会進行役を務め、『NY広島会』古本会長の挨拶、『ばってん会』山口会長の挨拶に始まり、被爆者の3名様がそれぞれに被爆の実体験を述べられながら、『原爆投下から63年という月日が経ちましたが、皆さん被爆した当時のことを今だ鮮明に覚えております。被爆の経験をした者として、核廃絶と世界平和を訴え続けなければいけない。その思いと責任を持って、今回こうやって国連に来たのです。』と力強く発言されました。
翌27日は国連での発表ということもあり、皆様いささか緊張ぎみではありましたが、長旅の疲れも見せず、懇談会にお集まりの皆様と楽しそうに歓談されていました。後半はNY在住の長崎および広島出身の方々と当時の記憶を回想されながら、皆さんリラックスされたご様子で、懇談会は大いに盛り上がを見せました。また、※※※Universal Peace Daysの代表者Su Zen さんBarry Gruberさんも参加され、彼らが進めている平和の鐘と共に懇談会に参加された皆さん全員で世界平和を祈念して黙祷をささげました。
※ピースボート:『みんなが主役で船を出す』を合言葉に集まった、好奇心と行動力いっぱいの若者達を中心に、アジアを始め地球の各地を訪れる国際交流の船旅をコーディネイトしている非営利のNGO。国連の特別協議資格を持つ。
今回は、ピースボートの川崎哲氏の呼びかけで102名の原爆被爆者の方々を乗せて、核兵器廃絶と世界平和を訴えながら世界の国々に寄航し、世界一周の旅を続けている(9月7日に横浜港を出港、12月8日に同港へ帰港予定)。
※※Kids for the Future:米ニューヨークを拠点に、戦争被害を受けた世界中の子供の支援や、平和教育プログラムの実践と取り組む民間非営利団体(NPO)。アニメ映画の上映を通じて世界平和と核廃絶を訴える活動を草の根レベルで続ける団体。
※※※Universal Peace Day:2009年には25周年を迎える、世界平和活動を草の根レベルで続ける団体。
(きもと 記)
10月 20
10月19日(日)、『Love&Peacae:朗読と語り部の会』と題し、平和を考える朗読と語り部の会が開催されました。朗読書は、長崎出身の方はご存知のことと思いますが、「長崎の鐘」、「この子を残して」の著者、永井隆博士の作品です。会を主催したタナカ有美さまからレポートをいただいておりますので、以下にご報告いたします。
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先日の朗読と語り部の会は大盛況でした。
足をお運びくださった方々に深く御礼申し上げます。
朗読では音響や舞台照明効果を一切使わず、耳で聞いて感じるという体験をして頂けたと思います。言葉が心の奥にまできっと届いたのでしょう、途中ですすり泣きも聞こえました。
そして朗読会ではナンシー・ケントウェルさんの熱い思いと迫力に、会場が大きなひとつのハートとなりました。平和は愛、そして愛は与えること。思いやる心が平和を、愛をもたらしてくれるのだというメッセージをしっかり受け止めました。
以下、参加者の感想です。
Nancyさんのお話は本当に迫力がありましたね。初めてああいう話を聞いた人も多かったのではないですか?私は取材を通して聞く機会がありますが、普通の人にはまったくチャンスがないのだなあ、と思いました。若い人も多かったし、その意味で、本当に大成功ですね!ナンシーさんのお話はもっと聞いていたかったです。
(40代女性・ジャーナリスト)
朗読はおもしろいですね。私も読みたいです。ナンシーさんの出産世話話をもっとききたいです。
(40代男性)
第一部の朗読では、無意識の内に聞き入ってしまい、胸がしめつけられるような気持ちになりました。内容ももちろんのこと、私自身 日本人補習校の教師をしておりまして、つい最近”朗読”の大切さについて授業をしたところでしたので、とても力強い朗読に感銘を受けました。ナンシーさんのお話では、戦争当時の悲惨な状況や、それを目の当たりにした彼女が考える生と死について、生の声を聞かせていただく機会をいただいて光栄に思いました。また、”愛”についてたくさん大事なことを学ばせていただきました。
(20代女性)
とても良かったです。これからもつづけて下さい。
(60代女性)
戦争の実体験を聞く事が出来てよかった。自分の子供(4才・2才)にも聞かせたいと思った。子どもも参加出来るイベントがあればと思います。
(女性)
とても貴重な時間になりました。
(30歳男性)
とても充実した時間でした。ナンシー先生の話は迫力がありました。また数多く、このような企画をされたらよいと思います。せっかくですので、英語でアメリカ人に向けても発信していったらよいと思います。戦争体験とくに原爆体験者が減っている現在、ナンシー先生の存在はとても貴重です。
(女性)
物凄く良かったです。
(21歳男性)
Readingも良かったし、Nancyさんのトークも本当に生々しく心に深く響き、とても心に残るイベントになりました。途中で涙が止まらなかったらどうしようと思ったくらいです。私もこれから出来るだけサポートしていきたいし、私に出来る事なら私も参加したいと思っているので、又、声をかけて下さい。今日は大成功おめでとう!
(40歳女性)
為になるお話を聞かせていただきありがとうございました。
(31歳男性)
多くの方に支えられたこと、心より感謝いたします。朗読してくれた出演者、語り部ナンシー・ケントウェルさん、スタッフのボビー中西氏、本村さとし氏、スポンサー協力して下さったカラオケチャンプ、こだますし、Vartaliサロンの皆様、本当にありがとうございました。
ナンシーさんのトークは後日、テキストにてアップ、DVDにもする予定です。
今後もこのようなイベントを続けて行きますので、イベントに参加されたい方、お手伝いしたいという方、是非ご連絡下さい。
メール: hibakushaoutcry@gmail.com
ありがとうございました!(記:タナカ有美)
10月 16
~ ブロードウエイへ向けた新作ミュージカル”Trip of Love”を生み出した裏話し ~
主催: ニューヨークばってん会
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オフブロードウエイで有名なブルーマンの初代プロデユーサーである出口最一氏が、10年掛けて作り上げた新ミュージカル”Trip of Love”の大阪トライアウト公演を終えてニューヨークへ帰ってきました。”Trip of Love”は1960年代を背景に、当時流行った懐かしいヒットナンバーとダンスを中心に繰り広げられる最高に楽しいミュージカルです。
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来年は、本場ブロードウエイでこのミュージカルの上演が予定されています。その準備に忙しい出口氏に、”Trip of Love”を作り上げた裏話しや今後の計画を、ミュージカルのビデオの一部を見せて戴きながら、お話し頂きます。また、出口氏の片腕で演出家のJames Walski氏にも参加して頂く予定です。
※ 参加お申込みはこちらから >>
※James Walski氏
『キャッツ』,『スターライトエクスプレス』,『サタデーナイトフィーバー』などで振付を担当。『42nd Street』などにも出演し、”Trip of Love”では原案・演出・振付を担当
会期:
2008年10月30日 (木曜日)
6:30PM – 8:30PM
6時30分~7時30分(カクテルアワー&軽食と歓談)
7時30分~(ビデオ鑑賞と講話)
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場所:
日系人会 15 West 44th St, New York 10036 ( 11階 ) - 5番街と6番街の間 地図>>
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参加費:
20ドル(軽食、ドリンク込み)
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申し込み先:
ばってん会ウエブサイト http://battenkai.at-newyork.com/2008_10/regist.cgi で受付.
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問合せ先:
646-245-1498 (矢動丸)
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参考:
“Trip of Love”
ウエブサイト:http://www.tripoflove.com/
10月 07
※お蔭様でボランティアスタッフが全員集まりましたので締め切らせてきただきます。
ご協力有難うございました。(10月22日記)
随分秋らしくなって来た今日この頃ですが、皆様ますますご健勝のこととお喜びいたします。
さて、現在ばってん会では、次回10月30日のイベント(出口最一氏講演会)の設営・運営をお手伝いいただけるボランティア・スタッフを若干名募集しています。
募集しているのは、
(1)受付係 (2)司会 (3)ドリンク係 (4)雑用 です。(兼任もあり)
お手伝いいただける方の参加費は無料とさせていただきます。
是非、会を一緒に盛り上げましょう。奮ってご応募ください。
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申し込み、お問い合わせは、
■ メール: satodojo@gmail.com
または
■ 電話: (646)235-0293 にてお気軽にどうぞ。
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(ばってん会、実行委員会代表 佐藤哲也)
お蔭様でボランティアスタッフが全員集まりましたので締め切らせてきただきます。
ご協力有難うございました。
10月 06
10月6日19時半より浪花においてブロードウェイ・ミュージカル・プロデューサーの出口最一(でぐちまこと)氏をお呼びして、『ばってん会』スタッフとの最初のミーティングを開催致しました。
この会合は10月30日に日系人会において開催されるブロードウェイ・ミュージカル・プロデューサーの出口最一氏を迎えた講演会(10月30日:日系人会)の情報収集及び顔合わせを目的とした会合でした。
その会合で、ブロードウェイのショウの採算がとれるようになるには最低10ヶ月かかるという話を伺い驚きました。『大阪公演は多くの観客を動員してPR的に大成功で、世界に向けた大きなプロモーション効果を得ることが出来た。既に地元のエンターテインメント専門のテレビ番組に紹介された』と話されました。
参加者は出口プロデューサー、山口会長、佐藤実行委員長、渡会・木下委員長補佐、そして先日実行委員になり企画を担当することになった矢動丸さんの合計6名。
忘備録 - 10月3日(金) 講演会の打ち合わせ
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10月3日浪花において山口会長を中心に『ばってん会』実行委員の方々が集まり、新しく実行委員になられた矢動丸さんを囲み、歓迎会が開催されました。同時に次の催しとして山口会長から提案のあった、ブロードウェイ・プロデューサーの出口最一氏を迎えた講演会(10月30日:日系人会)の件が議題となり、それぞれに積極的な意見交換が行われました。